素敵な偶然から、
1人の日本在住日本人女性ライターの方と出会うことができました。
私はこのプロジェクトについて説明し、
彼女から現在日本で何が起こっているのか話を聞きました。
翌朝、彼女からこんなメッセージが届きました。
親愛なるみなさんへ
瀬々真紀子さんを通じて
スペインのみなさんと、
このブログをご覧になった各国のみなさんの
折鶴の写真を拝見しました。
私たち日本人と、日本の国のために祈ってくださって
ありがとうございます。
2011年3月11日。
私たちは東日本大震災で被災し、
さらに福島第一原発の被爆の危機にさらされています。
自然の力が巻き起こした予期せぬ恐怖におびえつつも、
今、我々日本人は、あえて痛みを感じるべき機会を与えられ、
その痛みに耐えられるのかどうか、
乗り切れるのかどうか、
試されているのではないかと感じつつ、
この先には必ず希望の光があるのを信じて毎日を過ごしています。
でもそれはとてもつらい試練であるため、
時にくじけそうになるのですが
みなさんが祈りを込めて折ってくださった
沢山の鶴を見て、
改めて自分たちはひとりではないと、
日本は孤独ではないのだと励まされました。
ありがとう、スペインのみなさん。
ありがとう、メッセージと折鶴を折ってくださったみなさん。
みなさんの顔や名前は知らなくても、
まだ出逢えてなくても、
心は確かに繋がっているのだと知って、
嬉しくて涙が止まりません。
私も、被災した日本のために、
被害に合われた多くの方のために、
そして、みなさんの幸福を祈って鶴を折りました。
この1つの折鶴がさらにみなさんとの絆を結んでくれますように……。
2011年3月20日
泉美咲月